NEW1週間前に寝違えた左首の痛み
症状
30代男性が朝起きた際に左首の痛みと動きにくさを自覚し来院した。症状は左首から肩甲骨にかけての痛みと違和感であった。発症から3日が経過しており、当初よりは痛みが軽減していたものの、芯が残るような痛みが持続していた。首を回すことが困難で、日常生活に支障をきたしている状態であった。触診では左肩に特に強い緊張が見られ、肩甲骨の上角あたりにも硬結が認められた。普段の仕事がデスクワークとのことで臀部を確認したところ、臀部にも強い緊張を認めた。
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来院者
男性
30 代
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期間
2025年7月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
肩との関連から臀部のツボ二箇所に鍼をしたところ、左回旋の動きに改善がみられた。施術後、可動域が改善し、肩の圧痛も減少した。肩甲骨の上角の緊張が残存していたため、背中のツボを使用して施術を行ったところ改善がみられ、初回で施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
朝起きた際に発症した左首から肩甲骨にかけての寝違いの症例である。発症から3日経過しており、首の回旋制限と持続する痛みが主な症状であった。デスクワークによる臀部の緊張が肩の緊張と関連していると考え、臀部のツボへの施術を行った結果、首の可動域と肩の圧痛が改善した。残存していた肩甲骨上角の緊張に対しては背中のツボを使用することで改善が得られ、初回の施術で症状の改善を認めた。デスクワークに伴う臀部の緊張が上肢の症状に影響を及ぼしていた症例であった。







