曲げ伸ばしで肘が痛む
症状
数ヶ月前から、肘を曲げても伸ばしても肘の中が痛む。仕事でパソコン作業が多く、その際に特に痛みが強くなる。
以前にも来院経験があり、再来院となった。
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来院者
女性
40 代
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期間
2017年9月 ~ 2017年9月
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頻度
月3回程度
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通院回数
3回
施術と経過
<1診目>
肘の動きを確認すると、左肘の屈曲・伸展共に痛みが出るが、伸展時の方が痛みが強くなる。肘の中に痛みが出る。痛みの位置がはっきりしないので、肩の緊張を疑うと顕著な硬さがあった。
肩の緊張は腰と関連しているので、腰に鍼を打つと直後に肘の屈曲・伸展共に痛みが軽減した。
続いて肩甲骨外側に鍼をすると、痛みが8割ほど軽減したので終了とした。
<2診目>
(20日後)仕事が休めず施術の間隔が空いてしまったが、屈曲の痛みは無く、伸展時のみ痛みがある。パソコン作業が長いということから、臀部を確認してみると硬さがあり、鍼をすると痛みが軽減し、安定を図るために足首に鍼をして臀部を緩めると、痛みが解消された。
<3診目>
(14日後)痛みは殆ど感じないが、屈曲・伸展共に違和感が残る。背中に1本鍼をすると、違和感が消失したので施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
パソコン作業が続くということは、手や腕を使うのだが、長時間のデスクワークでもある。座位でいる時間が長いことで、臀部や腰部に強い緊張が生まれ、肘の痛みを誘発したと考えられる。
肘の痛みは、患部に原因があると思われがちだが、そうではない。原因を見つけ出したことで、早期の改善が見られた症例であった。