NEW肩甲骨周辺の重だるさと鈍痛で集中力が低下
症状

数年前から左の肩甲骨周辺に慢性的な凝り感があり、特に肩甲骨の内縁や外縁に強い凝りと重たい感覚を自覚していた。静止時には重怠さを感じ、動作時には鈍痛が出現する状態が続いていた。症状により集中力の低下や吐き気、睡眠の質の低下がみられ、日常生活に支障をきたしていた。これまでは骨の問題ではないと考え、自身でストレッチなどで対処してきた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2025年8月 ~ 2025年9月
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頻度
週1回程度
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通院回数
3回
施術と経過
初診時の触診では左肩甲骨周辺に顕著な凝りがみられ、左上肢挙上時には肩甲骨に痛みを伴う左右差が確認された。また、前腕部にかけての筋緊張も強く認められた。施術では、肩甲骨内縁・外縁の凝りに対して、関連する肘や腕のツボに鍼をした。初回施術後は凝りが緩和され、身体が温かくなるという良好な反応が得られた。その後も同様の施術を継続し、3回の施術を重ねることで、凝りを感じる時間が減少し、快適に過ごせるようになった。
使用したツボ
まとめ
慢性的な肩甲骨周辺の凝りに対して、肘や腕のツボへの鍼施術が有効であった。症状は日常生活に大きな影響を及ぼしていたが、3回の施術で著明な改善が得られた。特に初回施術後から良好な反応が得られ、継続的な施術により症状の持続時間が短縮された。本症例では、肩甲骨周辺の凝りに対して、関連部位への鍼施術が症状改善に効果的であることが示唆された。
担当スタッフ
洲崎 和広