NEW仕事中の腕の痺れと頸の痛みが増強する頸椎ヘルニア
症状

頸椎ヘルニアの診断を受けた40代男性。半年前から仕事中に右腕の痺れを自覚し、次第に日常生活でも症状が出現するようになった。右腕全体の痺れと頸部右側の痛みを訴え、常時痺れを感じ、動作時には症状が増強する。仕事での腕の力の入りが悪く、夜間は痺れにより睡眠が妨げられることもある。頸部の伸展動作に制限があり、右頸部から肩上部にかけて著明な筋緊張が認められる。
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来院者
男性
40 代
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期間
2025年8月 ~ 2025年8月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
手足のツボに鍼をしたところ、痺れの症状が消失。残存した頸部の痛みに対して、腰部および臀部のツボに鍼をしたところ、痛みも軽減した。施術後、頸部の伸展動作が可能となり、安静時の痺れも消失した。
使用したツボ
まとめ
頸椎ヘルニアに起因する上肢の痺れと頸部痛に対して、遠隔部のツボを用いた鍼施術が有効であった。手足のツボへの施術で痺れが改善し、さらに腰部・臀部のツボへの施術で頸部痛が軽減したことから、全身的なアプローチの重要性が示唆された。症状の改善に伴い、仕事や日常生活に支障をきたしていた状態からの回復が得られ、安静時の痺れも消失したことで、患者のQOLの向上にも寄与した。
担当スタッフ
洲崎 和広