NEW脇から前側のつっぱる痛みと不眠
症状

左脇の下から前側にかけての、つっぱるような痛みを主訴に来院。2024年夏頃から脇周辺に違和感があったが、当初は症状が気にならないこともあった。最近は動作をしていなくても、継続的な痛みを感じる状態である。夜間に痛みで目が覚めることもあり、肩こりも併発している。内科を受診し、検診を受けるが何も問題はなく、乳がんの検査も受けたが、異常は認められなかった。
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来院者
女性
40 代
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期間
2024年10月 ~ 2024年10月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
初診時の触診では、肩関節の動きは良好であったが、肩上部や鎖骨下部に硬結が確認された。また脇腹から肋骨のラインに、緊張が認められた。施術では、肩周辺と脇の緊張緩和を目的として、腕や下腿のツボに鍼をした。初回施術後、脇の痛みと肩のこりが軽減。1週間後の再診時には、初回施術以降、脇の痛みは消失していたため、同様の施術を行い、治療を終了した。
使用したツボ
まとめ
夜間痛を伴う脇の痛みに対して、肩上部や側面の筋緊張に着目し、施術を行った。腕と下腿のツボへの鍼施術により、即時的な効果が得られ、その後も症状の再発なく経過した。本症例では、脇の痛みに対して、局所だけでなく全身的なアプローチを行うことで、良好な結果が得られたと考えられる。