仕事中ガス(おなら)が漏れ出てしまう過敏性腸症候群
症状
20年以上前から、「お腹が張って苦しい」、「ガスが漏れてしまう」ガス症状に悩んでいる。
5年前から精神科にて抗不安薬を処方されている。
最近になり、消化器内科にて大腸検査をしたが異常がなく「過敏性腸症候群」の診断を受けた。
仕事中は常にお腹がはり、ガスが勝手に出てしまい恥ずかしい思いをしている。
インターネットで病気を調べるうち、鍼でも治療が出来る事を知り、ご連絡いただいた。
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来院者
女性
30 代
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期間
2018年8月 ~ 2018年9月
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頻度
週2~3回
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通院回数
11回~15回
施術と経過
初診時
腹部の緊張を確認したところ、おすと痛みを感じるエリアがあったため、そこの緊張に関係するスネのツボ、肘のツボに鍼をした。
さらに下腹部の緊張に関係する足のツボに鍼をして初回の施術を終了した。
2回目~5回目
3回目までは大きな変化は無かったが、4回目からお腹の張りが低下し、仕事中の症状も休憩中の周囲に人が集まっている時のみ気になるようになった。
6回目~10回目
腹部の緊張を調整する鍼を行った。
症状が出る休憩の時間を、いつもより長くとってみたが、気にはなるものの、症状の悪化などは無かった。
症状は落ち着いてきており、平成30年9月現在、定期的な施術を行っている。
まとめ
長い間悩まされていた腹部の症状は不安から腹部の緊張を生みやすい。
その為、「大丈夫」な経験を積むことが大切と考える。
腹部の緊張が調整できれば腹部の症状は落ち着く為、その状態で生活し「いつもと違う楽な感覚」を感じてもらうことが改善への大きな近道となる。