数分座っているとふくらはぎがジンジン痛くなる
症状
半年前からスポーツジムで背筋を鍛えるために、うつ伏せで上半身を反らせる運動をしていた。
すると臀部の筋肉がパンパンになり、ふくらはぎ外側の痛みが出るようになった。
徐々に痛みの範囲が拡がっていき、ふくらはぎ外側だけでなく太ももの外側、臀部にも痛みがある。
日中は、数分も座っていると痛みでジンジンし始める。また、床に座る動きでも痛い。
夜は寝返りする時、横向きで足が重なった時に痛みで目が覚め熟睡できない。
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来院者
女性
50 代
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期間
2017年12月 ~ 2017年12月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
背中から腰にかけて左側に硬さが認められた。また、左股関節周辺の筋肉にも気になる硬さがあった。
スポーツジムでの上半身を反らせる動きが原因と考えた。
反らせる動きと関係の深い手のツボに鍼を行った。また、横になった時の痛みを回復させるために足のツボに鍼を行った。
施術ベッドに横になった際に「イタタタタ」と声が出ていたが、鍼の後は寝返り・起き上がり時の痛みが減少した。
床に座る動きは股関節に問題がある場合が多い。かがみやすくするため足の甲のツボに鍼を行った。
すると足の痛みが減少し、さらに起き上がる時の動きも良くなった。ふくらはぎの痛みと関係のある腰のツボに鍼を行い終了した。
2回目、夜間の痛みがなく、ぐっすり眠れるようになっていた。今辛いのは15分以上座っているとおしりの付け根が痛いことである。
初回同様に施術を行い、胸椎の硬さから足のツボを追加する。3回目では、座っている時のおしりの付け根の痛みが減少し良くなったとのこと。
予防のために施術を行い終了とした。
使用したツボ
まとめ
慣れない動きで仙腸関節や股関節に負担がかかり痛みがでたと考えた。痛みの部位だけでなく発症のきっかけを聞くことで、原因点を予想できることが多い。身体を鍛えるのはことは良いが、自分の身体と相談しながら無理のない範囲で行うことが大切だ。