NEW軽い動作で息切れする喘息症状の改善
症状

3年前に気管支喘息の診断を受け、薬でコントロールしていたが、最近になって薬を飲んでも症状が出るようになった。軽く体を動かすだけで息切れがし、夜間には咳が出て眠りが浅くなる。現場仕事に支障をきたし、日常生活にも影響が出ている。7年前にリウマチの診断を受けており、自己免疫疾患との関連も考えられる。耳鳴りも併発している。
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来院者
男性
50 代
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期間
2024年12月 ~ 2025年3月
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頻度
週1回程度
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通院回数
10回
施術と経過
初診時の触診では、肩甲骨間、肋骨上、肋間の緊張、手の握りにくさ、指の圧痛が確認された。施術は、手の握りにくさと関連する肋骨上、肋間、背中、臀部、手足のツボに鍼を行った。初回施術後、その場では変化が感じられなかったが、帰宅後に仕事をしてみたところ、動いても息切れが少し楽になっていたと報告された。2回目の施術後には夜間の症状も改善が見られた。3回の施術で手の握りにくさと圧痛はほぼ解消し、日常生活に支障がなくなった。症状は楽になったが、不安が残っていたため、計10回の施術を行った。症状の再燃は一度のみで、すぐに改善した。
使用したツボ
まとめ
鍼施術により、手の握りにくさや前腕の緊張、喘息症状の改善が見られた。リウマチとの関連も考慮し、肋骨上や肋間のツボへの施術が効果的であった。今後も症状の再燃を防ぐため、定期的な施術を継続することが望ましい。リウマチとの関連性を考慮し、全身のバランスを整える施術が重要である。
担当スタッフ
宮島 広介