NEW手根管症候群と診断された示指と拇指の痺れ。
症状
右手の示指と拇指にピリピリする感覚と皮膚の知覚鈍麻があり、半月前から徐々に症状が悪化してきた。
症状は常に気になり、日常生活には支障がないものの、前腕と手のひらの緊張が強く、押すと痛みを感じる。
医療機関では手根管症候群の疑いがあり、様子を見て症状が強くなるようであれば手術を考えるとの診断を受けた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2024年11月 ~ 2014年12月
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頻度
月3回程度
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通院回数
4回
施術と経過
初診時の触診では、右前腕と右肩から肩甲骨にかけての緊張が強いことが確認された。
まず前腕の緊張を軽減するため府蔵の1・2・3のツボに刺鍼し、腕全体の緊張を取るために六谷にも施術を行った。
初回施術後には腕が軽くなり、示指と拇指の違和感は半減した。
施術を重ねるごとに腕の重さと違和感はほとんど感じなくなったり、本人が症状を気にならなくなるまで4回の施術が必要でした。
施術期間中には症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
右手の示指と拇指のピリピリ感と知覚鈍麻に対して、手根管の部位より緊張の強かった右腕の緊張を取ることに注力した結果、症状の改善が見られました。
施術後は肩甲骨周りや肩の凝りが気になるようになったので、それらへの対処も症状の再燃を防ぐためにも必要と考えます。