婦人科系と便秘が引き起こしていた肩こりと頭痛
症状
慢性的に首と肩が凝っている。1日3時間程度のパソコン作業で症状が悪化する。風邪を引く前、生理前に症状が重くなる傾向がある。こめかみあたりに慢性的な頭痛も感じる。頭痛、肩こりとも、左に強い自覚がある。常に便秘がちで、3〜4日出ないことは普通で、一週間出ないこともある。ただ、慣れすぎているためか、苦しさはほとんど感じない。鍼やマッサージは他院で日常的に受けている。職場の同僚の紹介で来院。
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来院者
20 代
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期間
2016年5月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
生理前に症状が悪化すること、慢性的な便秘があることから、腹部の緊張が大きく関わると考えた。腹部を触診してみると、婦人科系に関する部分と、便秘に関連する部分に強い緊張が見られた。緊張を緩めるため、足にあるツボに鍼をすると、腹部の緊張が緩んだ。同時に肩こりも消失。頭痛も感じなくなる。便秘に関連する背中のツボも反応が消えていたため、施術を終了。後日、便秘が解消されたと、手紙で喜びの報告を頂いた。
使用したツボ
まとめ
女性の肩こり・頭痛は、婦人科系や便秘が原因となることも少なくない。腹部の働きを整える事で、肩こりと同時に便秘や下痢、過敏性腸症候群にもアプローチすることが出来る。頭痛や肩こりという症状名にとらわれず、症状を引き起こす原因を捉えられるかが、結果の差に表れてくる。
担当スタッフ
谷地一博