産後から続く恥骨痛
症状
2か月前に吸引分娩により出産し退院してから恥骨部の痛みを感じるようになった。左脚を上げると痛むことから始まり今では右側臥位を取ることが難しくなった。婦人科の担当医に相談しても『仕方がないことであります、様子をみてください』と言われたことから連絡をいただいた。
-
来院者
女性
30 代
-
期間
2022年10月 ~ 2022年10月
-
頻度
1回通院
-
通院回数
1回
施術と経過
股関節を触れると前側の緊張が強く、この部が動きを制限していると考えた。また、恥骨部にも圧痛がみられた。
まずは前側の緊張を解くために腰のツボに鍼をした。次に仙腸関節部の緊張を取り除くことを目的に足や肘のツボに鍼をした。
動きの確認を行うと側臥位をとることが出来るようになった。最後に脚を上げたときに恥骨部に痛みが残ったため膝裏のツボを使うと消失した。
使用したツボ
まとめ
外的なストレスにより起きた恥骨痛でありますが関連部の緊張を取り除くことで大きく改善されたケースであります。
本件は仙腸関節部の緊張をツボを使い緩和させたことですぐに動きが良くなり痛みが消失しました。
担当スタッフ
洲崎 和広