頭痛に伴い起きる蕁麻疹
症状
中学生の頃から頭痛にかかりやすく痛み止めの薬が手放せない生活が続いていて、発症時には額から頭頂部にかけてズキンッと尖ったような痛みを発する。仕事で残業が続いた日やストレスを強く受けた日など肉体的にも精神的にもダメージを受けたときに発症しやすい。最近はマスクする生活が続いており顔も強張り、顔面部が痛く感じることもある。
医療事務のため常に肩こり・頭痛を抱えているが今回は耐えきれなくなった所で連絡をいただいた。
施術を行った日は薬を控えてきてもらったが仕事時のときではないものの尖った痛みになる前兆のような状態であった。
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来院者
女性
40 代
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期間
2020年5月 ~ 2020年5月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
医療事務でパソコン作業が多いためか頭部の重心が前へ移動していた。また、肩甲骨内上角付近に蕁麻疹を確認。これは頭痛を感じ始めると出現するものと教えてくれた。
そこで不良姿勢により起こった首の筋肉の緊張を緩和するべく手の甲のツボに鍼をした。10分置鍼すると『不思議と顔の筋肉が柔らかくなった、視界も明るくなり先程感じていた頭痛までも感じない』とのこと。
頭部の重心が整うことで顔色も良くなっていた。経過良好のため終えた。
3日後、『蕁麻疹も鍼治療後から治まりいい感じです、もちろん薬を飲んでいません。また症状が出たら予約します』と連絡を受け一旦終了とした。
使用したツボ
まとめ
ストレートネックと言われるものと思われますがこの時にこの状態で起こる筋肉の緊張をみることで施術へと繋げていきました。一般にチンイン運動などこれに対するアプローチは多くあります。ただいくら良い言われる運動があっても凝り固まった筋肉の状態で行うことは一過性のものにすぎないと考えました。不思議と筋肉の緊張が和らぐと頭部の重心も戻り患者さんの抱える悩みにも対応することが出来ました。また、興味深いものとして頸部の筋は背中部分とも連動もしており、蕁麻疹も背中の緊張と捉えると皮膚症状の改善へとつながりました。
担当スタッフ
洲崎 和広