手の違和感、痛み痺れ・上肢全体の違和感
症状
10日前に久しぶりにサークル活動であるミニバレーに参加した。運動しているときから右上肢全体の痛み・痺れを感じ“何か変だな”と思っていた。そして、家へ帰ってもその違和感が続き、家事全般に支障をきたす。仕事も事務系であるため気になり、集中できない。様子をみていたが変わらないため、同僚の紹介を経て当院へ連絡をいただいた。
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来院者
女性
50 代
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期間
2019年10月 ~ 2019年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
3回
施術と経過
右上肢全体に痛みと痺れがある。静止時でも症状を呈し頸や肩の動きが加わると増悪する。
まずは、手の甲の緊張に注目した。そこに鍼をすると手全体の症状は緩和されたが肩から肘までの痛み・痺れ、小指側の痺れが残った。また、頸に回旋動作が加わると増悪傾向を示したため、背骨にあるツボに鍼をした。首の動きを伴う症状、手の痺れが改善されたため終えた。
2回目、『今まで寝返り時に起きてしまっていたがそのようなことなく寝ることができた。仰向けで寝たのは久しぶりである』とのこと。首を横に傾けると肘から下の痛み・痺れを呈し、静止時でも耳裏に痛みを痛みを伴う。顎関節周辺に緊張がみられ、頸部にも同様の反応がみられた。
手の甲のツボ、手関節にあるツボを加え症状の緩和を図った。
3回目、『朝は絶好調、夕方になると肘から腕に症状が出てくる。』とのこと。
前回と同様、頸の動きに伴う症状の緩和、頸部の緊張を解すことを目的に施術を行った。
4回目の施術予定日に『あれから症状が出ていない、少し様子をみたい』と連絡を受けたため施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
職業柄、頸部の緊張・手の甲の緊張が手指を使いづらくすることで症状を呈していました。
これらの緊張を緩和させ、寝返り時に痛みが出ないことで睡眠の質を高めることが出来たと思います。
ミニバレーをし、不活発だった筋に急激な負荷がかかったことも症状を助長させたと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広