手の痺れ・腕全体の重だるさ
症状
1年前から腕の重だるさがあり、症状が出て治まってを繰り返していたがここ1か月は特に症状が強く出ている感じがする。最初は腕の重みが気になっていたが今では手の痺れ・冷感、痛みを常時感じるようになった。日用品を買い物し、ビニール袋を肘にかけただけで症状が増悪する。そのため、市内の整形外科へ受診し『頸椎ヘルニア』と診断を受けた。診断名はついたものの経過観察と言われ、症状が治まらず市内の施術出来るという事で連絡をいただいた。
頸部の可動性をみると回旋制限と伸展制限が見られた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2019年5月 ~ 2019年5月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
頸部の可動制限、前腕部にみられる緊張が症状を呈する要因になっていると考え施術方針を立てた。
1回目、頸部の動きと関連する小指のツボに鍼をすると頸部の動きが回復し制限もなくなった。次に肘関節に着目し、背中のツボを使い緊張を取り除いた。前腕部にあった張り感には手指にあるツボを加えると張り感・痺れが半減した。
2回目、初診から比べると症状が半減していることを確認。前腕部のツボを加え、経過をみた。
3回目、4回目と施術を繰り返し行うことで全体的な症状が減っていった。
5回目、『小指の痺れのみが気になる』とのこと。
背中にある小指機能と関連あるツボに鍼をするとその場で痺れは消失したため施術を終了とした。
2週間後、妹の紹介を受け当患者さんの症状消失を確認出来た。
使用したツボ
まとめ
脊骨から腕にかけての通り道を作っていくことを考え施術を行いました。まずは頸部の動きを整え、肘関節の緊張を取り除きました。次に前腕部の緊張を取っていきました。段階を踏んでいくことで痺れに対する施術に集中して出来たと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広