脚を挙げれない股関節痛
症状
先天性股関節脱臼で左股関節を2~3歳の時に手術をしている。
もともと使いすぎたり冬に寒くなってくると左股関節が痛くなる事は今までもずっとあった。
痛くなってくると整形外科を受診し電気治療をしてもらっていた。
最近週末に出かけて歩く事が多く2月くらいから股関節の痛みが酷くなり整形外科でのレーザー治療や電気治療では良くならなくなってきた、4日前にも出かけてからさらに痛くなってきているため心配になり来院した。
仕事はずっと立てっぱなしで作業をしている、今は立っていても座っていても辛い。
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来院者
女性
50 代
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期間
2019年3月 ~ 2019年4月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
歩行時痛いため左足を引きずっている。座っていても腿の外と鼠径部付近が痛い。
座位で腿上げをやってもらったが左足はほとんど挙げられない。
仰向けで腿上げも右は胸の付近まで挙げれるが左は少し挙げただけで痛む。
股関節の動きは全体に悪いが内旋させると鼠径部が痛むため動きが悪い。
仰向けで足の甲と手指のツボに鍼をしその場で腿上げをしてもらうと動きがかなり改善するが腿の前面が痛いとの事。
うつ伏せになり腰とふくらはぎに鍼をすると動きに伴う痛みもかなり改善をした。
2回目5日後に来てもらうと動きはかなり改善、本人も大分楽との事だが鼠径部付近が股関節内旋で痛みがでる。同様の施術を行うと改善し3回目の際にほとんど辛さを感じないため終了とした。
使用したツボ
まとめ
股関節の動きの制限から腸腰筋が関わっているとみて足背のツボに鍼すると動きが激変した。動きが悪くなっている際は「痛いから動かない」状態になっているため「痛いけど動く」動けるカラダにしてあげる事が改善の近道だと考えられる。