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腱鞘炎の意外な原因

 

使いすぎホルモンだけが原因じゃない

 

腱鞘炎の原因って何?

 

  • いつもと同じように使っていたのに腱鞘炎になってしまった・・・
  • 他の人と同じメニューで練習をしているのになぜ私だけが・・・
  • 女性ホルモンの低下は感じるがなぜ私だけが・・・
  • 湿布や注射をしても効果を感じれない・・・

 

腱鞘炎は一般的に「使いすぎる」ことや「女性ホルモンの低下」が原因と言われています。果たして「使いすぎ」や「女性ホルモンの低下」だけが原因でしょうか?

同じ作業、練習メニューをしていても腱鞘炎になる人とならない人がいます。産後や更年期のホルモンバランスが崩れる時期でも腱鞘炎になる人とならない人がいます。つまり、腱鞘炎の原因は「使いすぎ」「女性ホルモン」だけでは説明しきれません。

では、ほかに何が原因して腱鞘炎が発症するのでしょうか?腱鞘炎になる人とならない人では何が違うのでしょうか?よくよく身体を観察していると腱鞘炎になる人には4つの特徴がありました。

腱鞘炎になる人の4つ特徴

腱鞘炎 4つの特徴

腱鞘炎の多くは物を掴む動作で痛みが誘発されます。物を掴むなど、一見単純そうな動作においても全身の関節や筋肉が連動することによって達成されます。ある目標物を掴もうとするとき、骨盤、脊柱、肩甲骨の回旋運動がおこり、肘が伸びて目標物まで手が到達し手指の屈曲により目標物を掴みます。このように体幹から四肢への連動がスムースに行えることでどの関節や筋肉にも負担をかけることなく一連の動作を達成することができます。しかしながら、腱鞘炎になる方の多くは、骨盤や肩甲骨、脊柱の動きが悪くなり四肢への連動が上手くできない状態になっています。この体幹から四肢への連動が崩れることによって四肢に負担をかけ腱鞘炎が発症しているのです。

ただ単に使いすぎて発症したものは湿布をして安静にすれば良くなりますが、いくら湿布をしたり注射をしても一向に良くなる気配がないのは、「身体の連動が崩れている」のが原因だからです。連動の崩れている箇所は上記の図のように大きく4つのパターンに分けることができます。

崩れた連動を整える鍼

身体 連動

歯車が上手く噛み合わなくなり崩れてしまった身体の連動を鍼をすることによって整えることができます。それには痛む患部ばかりに注目しないで身体全体を観ていく必要があります。「崩れた連動」を鍼で整えると身体の動きが整ってきます。身体の動きが整うと腱に負担をかけることが無くなり症状が改善されていきます。

腱鞘炎の痛みに鍼が有効なことが多いのは、こうして身体全体に注目しているからです。