ペンを握れない親指の痛みと前腕の重だるさ
症状
2週間前に自転車で転倒。ハンドルに親指が引っ掛かってしまい強い痛みが出た。痛みは少しずつ軽減してきたが、親指に力が入らない。
仕事でペンを使うが、力が入らないため字が書けない。最近では前腕にもだるさが出てきて、肘から下が重く感じる。
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来院者
男性
40 代
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期間
2019年1月 ~ 2019年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
ペンを使ってもらうと、上手くペンが握れないため文字が書けない。まずは母指の動きを回復させるため、脊柱際に鍼をした。直後に文字を書いてもらうと、しっかりとペンが握れ先程よりも文字が書ける。
前腕のだるさには手が関係していると考え、手の甲に鍼をするとだるさが軽減した。
2診目、前腕のだるさは減ったが手首を動かすと違和感があるとのこと。肩甲骨の外側を確認すると緊張が見られた。この緊張を緩和させるよう鍼をすると、違和感が消失。
3~5診目は同様の施術を行った。5診目でペンもしっかり握れ、文字を書くのがスムーズになり、前腕のだるさ・違和感も消失したので施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
母指の動きや腕の重だるさは脊柱や肩甲骨と深い関係がある。脊柱や肩甲骨の緊張した部位を緩和することで、母指や腕の動きを改善することができる。
その結果、母指や腕への負担を減らし、痛みを軽減することができた。