歩くと鼠径部と臀部が痛み、すねがしびれる
症状
10年ほど前に転倒し、腰と臀部を打撲。痛みが強かったが、整形外科や整骨院に行き回復した。
来院時は、右仙骨の際と右鼠径部の痛み、右下肢前面にしびれがある状態。昨年の8月から徐々に痛みが強くなり、買い物などで歩くのがつらい状況になった。
整形外科では、「腰椎4,5番がズレている」と言われ、現在2種類の痛み止めを服用している。
近々外出したい予定があり、その前に何とかできればと親族の紹介で来院された。
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来院者
女性
80 代
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期間
2019年2月 ~ 2019年2月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
右仙骨の際の痛みは、右肩甲骨の緊張が原因と考え、右肩甲骨内縁へ鍼をしたところ、痛みが軽減し、歩行もスムーズになった。
右下肢のしびれも背部の緊張を取るための鍼をすると、直後に消失。
最後に、鼠径部周辺を緩めるために腰部に鍼をし、歩行時にほぼ痛みを感じない状態になった。
使用したツボ
まとめ
痛みが強くなった原因は不明であったが、動きを観察し、身体の緊張が強いところから現在の状態を正確に把握することで、大幅な症状の軽減が見られた。