ドアノブが捻れない程の手首の痛み
症状
3か月前にスポーツジムで背筋を鍛えようとマシンを使って筋トレをしていたところ、右の前腕に違和感が出た。次第に、手首を捻ると手首に痛みが出現するようになった。
筋トレが原因だと考え、しばらく筋トレは休んでいたが、痛みが軽減しない。さらに悪化し、少し捻っただけでも痛みが出るため、ドアノブを捻ったり、タオルを絞ったりしないようにしていた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2019年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
手首を内側に捻る動作、外側に捻る動作、ともに尺骨頭に痛みが出現する。背中に原因と思われる緊張があった。その緊張を緩和するように鍼をしたところ、手首の可動域が広がった。更に肩甲骨の外側にも緊張が見つかり、手首の痛みに影響していると考えた。鍼をして直後の変化は見られなかったが、翌日から次第に痛みが軽減した。
同様の施術を5回繰り返して行った、ドアノブを捻ったり、タオルを絞る動作でも痛みを感じなくなった。
使用したツボ
まとめ
筋トレによって手首に過剰な負荷がかかったことが原因と思いがちだか、背中と肩甲骨周辺の筋肉の緊張が手首に過剰な負担を強いていた。その場で痛みが軽減しなくても、関節の可動域が広がっている場合は、時間の経過と共に痛みが軽減してくる場合が少なくない。