残便感が強く、コロコロ便しかでない便秘
症状
事務員をしており、デスクワークで座っていることが多い。仕事をはじめてから便が硬くなり、コロコロの便しかでなくなり酸化マグネシウム薬を常用している。排便があっても便が残っている感じが強く、スッキリしない。1カ月前に強い腹痛があり、病院で検査を受けるも以上がなく、便秘が原因ではないかと言われる。その後も腹痛と残便感が強く、悩んでいたところネットで当院をみつけ受診した。
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来院者
女性
40 代
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期間
2018年10月 ~ 2018年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
6回
施術と経過
触診をすると、左下腹部が硬く緊張しており、軽く押したでけでも嫌な感じがするとのこと。手と足のツボに鍼をすると緊張が緩み、嫌な感じが半分ほどに減少した為、初診を終えた。
1回目の施術後にお腹がグルグル鳴り、水溶状の便が多くでる。
次の日は少量の硬めの便が出て、その翌日に普通の形状の便になり、残便感がなかったとのことだった。
2診目は、まだ下腹部の緊張が強かった為、同施術を行う。
2診目以降ほぼ毎日、自然排便があり、残便感も減少している。2回に1度は普通の形状をした便がでているとのこと。
3診目の前日に生理になり、腹痛で下痢になったが、残便感はでていないとのことだった。施術は、下腹を緩め生理痛にも効果のあるツボに鍼施術を行う。
4~6診目で残便感がなくなり、便も柔らかくなったとのことで施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
下腹部が硬く緊張することで、腸の動きが悪くなり蠕動運動がうまく行われず、残便感が現れたと考え施術を行った。
施術を重ねるごとにゴロゴロとお腹が動くようになり、便の形状が変化し、残便感も改善してもいった症例。
担当スタッフ
永田亮太