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症例の鍼灸院:養気院

NEWハンドル操作で悪化する右肘外側の痛み

   

NEWハンドル操作で悪化する右肘外側の痛み

症状

鍼灸の症例「ハンドル操作で悪化する右肘外側の痛み」(群馬県伊勢崎市)

配達業務で使用する車両変更から約1ヶ月後、右肘外側に痛みが出現した。ハンドルを握って約5分経過するとビリビリする感じを伴う痛みが発生し、ハンドルから手を離すと痛みは軽減する特徴があった。1日100件近い配達をこなすため、症状は業務に支障をきたしていた。自家用車の運転では症状は出現せず、また仕事以外の時間帯では痛みを感じないという特徴があった。対処療法としてロキソニンテープの使用や揉みほぐしを行っていたが、効果は限定的であった。

  • 来院者

    男性

    40 代

  • 期間

    2025年6月 ~ 2025年10月

  • 頻度

    1回通院

  • 通院回数

    4回

施術と経過

初診時、肘周囲の筋緊張は顕著ではなかったが、肘屈曲位での肩関節水平挙上時に上腕二頭筋の過度な緊張が確認された。この緊張の緩和を目的として、背中のツボに鍼をした結果、肘屈曲位での水平挙上時の違和感が軽減した。1ヶ月後の2回目の施術では、前回の施術後1週間前まで痛みなく経過していたことを確認。同様の施術を実施し、早期受診を促した。3回目の施術では、3週間程度の症状改善が得られていたため、肩関節の緊張も考慮し、手のツボへの施術を追加した。4回目来院時には症状が消失していたため、施術を終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

本症例は、業務用車両の変更に伴う運転姿勢の変化が、上腕二頭筋の緊張を介して肘関節痛を引き起こしたと考えられる。背部への施術を主体とし、後に手のツボを加えた包括的なアプローチにより、症状の改善が得られた。施術間隔が1ヶ月と空いたものの、各施術後は1週間から3週間程度の症状改善が得られ、最終的には肘の痛みが消失した。運転姿勢や業務形態の変更時には、筋緊張のパターンが変化する可能性があり、早期の対応が重要であることが示唆された。

症例の鍼灸院:養気院

症例の鍼灸院

  • 養気院

  • 電話番号

    0270-74-3592

  • 最寄り駅・地域エリア

    群馬県伊勢崎市

  • 定休日

    日曜, 木曜

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