NEW腓骨外果骨折後の足首の痛みと動きづらさ
医師による診断:腓骨外果骨折
症状

左足首の腓骨外果の骨折から2ヶ月が経過した状態で来院。歩行時の痛みと違和感が残存しており、特に階段の下りでは足首の可動域制限により、横向きでの降段を余儀なくされていた。患部には軽度の腫脹が認められ、他動的な可動域検査ではスムーズな動きが得られず重い感じがあった。また、左臀部深部にも痛みを伴っていた。骨折直後に医療機関を受診し、保存療法による治療が行われていた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2025年9月 ~ 2025年9月
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頻度
月3回程度
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通院回数
2回
施術と経過
手のツボと下腿のツボを主体とした施術を実施。初回施術後、足首の可動性が向上し、違和感と痛みの軽減が認められた。2週間後の2回目の施術でも同様のアプローチを行い、症状の改善が得られた。1回目の施術で症状は5割程度まで改善し、2回目の施術後には6~7割程度まで回復した。
症状スコア
機能スコア
まとめ
腓骨外果骨折後の機能回復期における鍼施術は、足首の可動性の向上と疼痛の軽減に効果を示した。2週間の間隔をおいた2回の施術で、症状は6~7割程度まで改善した。施術直後から効果が得られたことから、自然回復に加えて鍼施術の即時的な効果が確認された症例である。骨折後のリハビリテーション期における鍼施術は、機能回復を促進する有効な手段となる可能性が示唆された。