NEW声が出しづらい症状と喉周りの緊張へのアプローチ
症状

特定の音が出しづらいという症状があり、特に仕事の休憩中の会話や歌う際に一定の音程が出せないことが気になっていた。症状は痙攣性発声障害の疑いと診断され、ボトックス注射を受けたことで一時的に改善したが、徐々に症状が戻ってきた。日常生活ではデスクワークに支障はないものの、雑談に不便を感じていた。また、自覚はないものの肩こりがひどいと言われることがあった。
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来院者
女性
30 代
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期間
2024年9月 ~ 2024年9月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
初診時の触診では右首肩の緊張と腹部のハリ感が確認された。施術では喉と関係が深い肩首のコリにアプローチするとともに、腹部のハリ感の改善を目的とした。初回施術後、喉周りが少し軽くなったとの報告があり、継続的な施術を行うこととなった。2回目の施術では、症状が少し改善したとの報告を受け、同様の施術を実施。3回目の施術後には以前より声が出しやすくなったと感じるようになり、症状は徐々に改善していった。最終的に3回の施術で大幅な改善が見られ、症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
特定の音が出しづらいという症状に対して、肩首のコリと腹部のハリ感にアプローチする施術を行った結果、3回の施術で大幅な改善が見られた。喉周りの軽さを感じるようになり、日常生活での不便さが軽減された。本症例では、喉の症状に関連する肩首の緊張や腹部の状態を整えることが有効であることが示唆された。今後も同様の症状に対して、全身のバランスを考慮した施術を行うことで、さらなる改善が期待できる。