NEW左手指から腕にかけての断続的な痺れの改善例
症状

左手指から腕にかけての痺れが1年前から発症している。症状は常にではないが、1日の中で何回も感じることがある。日常生活や仕事に大きな影響はないが、気になる程度である。整形外科や接骨院で首が原因の疑いがあると診断され、治療を受けたが改善しなかった。首の動きに制限があり、特に左回旋動作に制限が見られるが、首の動きによって痺れが出ることはない。
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来院者
女性
30 代
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期間
2025年4月 ~ 2025年5月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
初診時の触診では、首の左回旋動作に制限が確認された。痺れに対して背中のツボを使用し、首を緩めるために手のツボを使用した。初回施術後、首の動きの緩和が見られ、痺れは常にではないため、次の診療まで様子を見ることにした。2回目以降も同様の施術を行い、首の動きが良くなるとともに痺れを感じる日が減少し、4回の施術で大幅な改善が見られた。施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
左手指から腕にかけての痺れに対して、背中と手のツボを用いた施術が効果的であった。首の動きの改善が痺れの緩和に寄与したと考えられる。整形外科や接骨院での治療では改善が見られなかったが、鍼灸施術により症状が大幅に改善したことから、今後も同様のアプローチが有効であると考えられる。予後は良好であり、再発の可能性は低いと見込まれる。