NEW手指のしびれと首の動きの改善
症状

左手の指全体に痺れを感じる症状が4年前から続いている。症状は特に変わらず、1日の中で何回も感じることがあるが、常にではない。日常生活に大きな影響はないが、継続することに不安を感じている。整形外科での画像診断では異常は見られなかったが、首が原因の可能性が指摘されている。他の鍼灸院や接骨院でも同様の指摘を受け、治療を受けているが改善は見られない。首を後ろに倒すと詰まる感覚があり、左後ろに向く動作が制限されている。
-
来院者
女性
50 代
-
期間
2025年2月 ~ 2025年3月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
4回
施術と経過
初診時の触診では、首の後屈と左回旋に制限があり、首の筋肉の緊張が確認された。神経のテストでは陽性所見が見られたため、斜角筋症候群の可能性を考慮し、首を緩めるための施術を行った。手足のツボを使用し、神経に対する施術も行った。初回施術後、テストは陰性となり、首の動きも改善が見られた。4回目の施術で痺れは消失し、その後も首の施術を継続している。施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
左手指の痺れに対する施術では、首の緊張を緩めることが効果的であった。手足のツボを使用した施術により、神経の圧迫が軽減され、症状の改善が見られた。4回の施術で痺れは消失し、首の動きも改善したことから、斜角筋症候群の可能性が高いと考えられる。今後も首の施術を継続し、再発防止に努める予定である。症例から、首の緊張が手指の痺れに影響を与えることが示唆され、早期の施術が重要であることが確認された。