NEW慢性前立腺炎による下腹部痛
症状

数年前から慢性前立腺炎による下腹部の鈍痛があり、特に事務仕事が増えてきた去年頃から強くなってきた。
西洋薬と漢方薬を服用するも良くならないのと、仰向けで寝る時にも痛みを感じるようになってきたため、ご来院されました。
症状としては下腹部の鈍痛で、仰向けで寝る時、長時間の座位姿勢、排尿時に痛みが出て来る。
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来院者
男性
60 代
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期間
2025年1月 ~ 2025年2月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
1回目
前立腺に関連する腹部をチェックしていくと下腹部に緊張と圧痛があった。その緊張を整えるために内もも、膝下、足に鍼をすると下腹部の緊張が取れた。
また仰向けで寝ると痛むため、仙腸関節へのアプローチとして下腿に鍼をした。
2回目
下腹部の鈍痛は95%消失したとの事。代わりに以前あった会陰部痛が出てきた。
前回のツボに加えて殿部のツボを追加。
3回目
会陰部痛は消失。当初ほどではないが若干下腹部の鈍痛がある。初回と同様の施術を行なった。
4回目
下腹部の鈍痛も消失。会陰部痛も出ていない。メンテナンスとして前回と同様の施術をして終了。
2ヶ月後に別の症状で来院された時に、下腹部痛と会陰部痛の再発はないとおっしゃっていました。
使用したツボ
まとめ
慢性的な症状だったので5回で全く変化が無ければ難しいと承諾を得てから施術を始めましたが、比較的早期に症状が解消されました。
下腹部の緊張がしっかりと取れた事、仙腸関節へもアプローチした事が功を奏したと考えられます。
担当スタッフ
山崎 智史