NEW立ち仕事で痛みが出て、動けなくなる
症状

立ち仕事をしていると3週間前から左足の甲に違和感が出現し、立っていると体重をかけれない感じが出てくるようになり、足が動かなくなるようになった。
同時に左側の股関節周囲(臀部の横から後ろにかけて)に痛みと重だるさが生じ、大腿前部にも張りを感じるようになった。これらの症状は5分以上の立位保持で増悪し、仰臥位では軽減する傾向があった。
また、首や肩のコリも併存していた。医療機関での受診歴はない。
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来院者
40 代
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期間
2024年7月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の所見として、左足の甲に圧痛、左股関節の可動域制限と圧痛、臀部から腰部、背部にかけての筋緊張と圧痛を確認した。
上腕部、肩甲骨周囲、腰部のツボに施術を行った。刺鍼ごとに症状の改善が認められ、施術後は足への体重負荷が可能となり、痛みや重だるさもほぼ消失した。数日後には症状は大幅に改善し、約7ヶ月後の再来院時には、姿勢や運動でコントロール可能な範囲まで回復し、仕事への支障もなくなっていたことが確認された。
使用したツボ
まとめ
立ち仕事による慢性的な負荷が、足部から骨盤帯にかけての機能障害を引き起こしていた症例である。上半身から下肢にかけての包括的な施術アプローチにより、即時的な効果が得られた。
その後、症例者自身による姿勢管理や運動療法の継続により、良好な状態が維持されている。職業性の筋骨格系の愁訴に対して、早期の適切な施術介入と自己管理が有効であることが示唆された