陸上短距離走後に生じた太もも前面の痛み
症状
陸上部に所属している高校生。大会前から太もも後面に張りを感じていたが、そのまま100M走に出場し走り終わった後に両足の太もも前面に痛みが生じた。大会は2日間の予定だったが初日に痛みが発症してしまったために2日目の競技は走ることができなかった。競技会場にいるトレーナーに鍼治療をしてもらったところ何となく痛みが軽くなったような感じがして、2週間後にも大会が控えているため当院に来院。
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来院者
男性
10 代
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期間
2018年9月 ~ 2018年9月
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頻度
2回通院
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通院回数
2回
施術と経過
痛みのある部位と動作を確認したところ、太もも前面やや内側に膝を曲げた時にピーンと張る痛みを感じることが分かった。
太もも前面に関連のある背中のツボに鍼をして再度確認すると前面の張りが軽減し膝が曲げやすくなった。
もも裏の張りを確認するとやや内側に張りを感じていた為、腰にあるツボに鍼をすると張りが和らいだため施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
スポーツでの筋肉の張りの場合、痛みや張りのある局所にマッサージをしてもなかなかとれないことが多いばかりか、競技直前の局所への過度な刺激はかえってパフォーマンスを落とすことにもつながる。張りや痛みの局所ではなく本来の原因となりうる場所へのアプローチにより効率よく症状を改善することができる。
担当スタッフ
渡辺拓朗