膠原病の疑いで1年間ステロイドを飲み続けていた首の痛み
症状
5年前に徐々に全身が痛みだし動けなくなったことがあり病院で『リウマチ性多発筋痛症』と診断を受けてステロイドを半年間ほど服用し症状が治まったことがあった。今回も一年前から似たような症状が発症したため病院を受診したところ『リウマチ性多発筋痛症』の再発か他の膠原病の発症の疑いと診断を受け、処方されたステロイドを毎日服用している。
前回の起き上がれないほどの症状ではないが、喉がつまり、首、肩、背中、腰など広範囲に痛みがある。
ステロイドを飲み続けることに抵抗感があるため何か他の方法はないかと探していたところ、当院のホームページで膠原病にも鍼が効果があることを知り来院。
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来院者
女性
60 代
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期間
2018年6月 ~ 2018年8月
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頻度
週2~3回
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通院回数
11回~15回
施術と経過
上半身の筋肉の強張りが強く特に首周辺の緊張が強かった。そのためか喉の詰まりで息苦しさを訴えていたので、頭にあるツボと手首にあるツボに鍼をして再び確認すると喉の詰まりが楽になり息苦しさも軽減した。続けて左側の首から鎖骨にかけて強いつっぱり感がある為に腕を動かすことが困難だったが、肩に鍼をすると腕が動かしやすくなり鎖骨の下のつっぱりも軽減した。
同様の施術を週2回のペースで行ったところ、喉の詰まりは早い段階で感じなくなったが左側の肩回りの症状が残ったため週2回の施術を続けたところ徐々に症状は軽減していき12回の施術時には症状が改善していた。
今後も症状の再発予防、メンテナンスの為の施術を定期的に行う予定。
データ
使用したツボ
まとめ
症状の発症原因が『膠原病』だったのかの真相は分からないが、現れている一つ一つの症状に対して丁寧にアプローチを続けたところ症状を改善することができ、ステロイドもやめることができた。
担当スタッフ
渡辺拓朗