疲労からくる右肩甲骨の重さと便秘の症状
症状
3日前から特別なきっかけなく、右肩甲骨内縁部に重さを感じる症状が出現している。症状に日内変動はなく、日常生活にも大きな支障はない状態である。同時期より便通がなくなっているが、腹部症状や食事に関する問題は認められない。医療機関での受診歴はない。触診所見では、左側と比較して右肩甲骨内縁部に圧痛を伴う硬結が認められる。
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来院者
女性
30 代
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期間
2024年10月 ~ 2024年10月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初回施術では、右足のすねのツボと、右背部(患部以外)のツボに鍼をした。施術直後より重さの症状は改善し、触診による硬結も緩和が認められた。症状の改善が十分であったため、初回で施術を終了している。
使用したツボ
まとめ
本症例は、右肩甲骨内縁部の重さと便秘を主訴とする症例である。症状の原因として疲労の可能性が考えられた。触診により確認された硬結に対して、右足のすねと右背部のツボへの施術を行った結果、即時的な症状の改善が得られた。足のツボと背部への鍼施術の組み合わせが、背部の緊張緩和に効果的であったと考えられる。初回施術で十分な改善が得られ、追加の施術は不要であった。