手の痺れ・腕の不快感 胸郭出口症候群
症状
4年前に発症した帯状疱疹後神経痛から手の痺れ・腕の不快感に悩まされている。様々な医療機関を受診して2年前には『胸郭出口症候群』・1年前には『肘部管症候群』の手術を行った。術後も症状が治りきらず常に患部が“気持ち悪い感じ”があり、運転や書字など手を使うことに多くの支障をきたしている。特に左側の症状が辛く、左を下にして眠ることができないため寝つきが悪い。
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来院者
男性
50 代
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期間
2024年4月 ~ 2024年4月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
左前胸部に強い緊張があり、肩の動きも制限されていた。胸鎖乳突筋に強い緊張がみられたことから関連する手足のツボを使った。
次に鎖骨部緊張を和らげる目的で腰部のツボを使った。確認すると症状が半減したとのこと。
腕の緊張を取り除くことを目的に肩甲骨のツボに鍼をすると不快感までも消失した。
4日後の2回目、『不安だったが片道5時間の運転も出来た。寝るときの痛みも消失した』とのこと。
同様の施術を行い再発防止に努めた。今後はメンテナンス目的での施術方針を立て施術を続けることにした。
使用したツボ
まとめ
前胸部の緊張を取り除くことを考え施術にあたりました。
鎖骨・胸鎖乳突筋の緊張に注目したのが本症例のポイントであります。
担当スタッフ
洲崎 和広