臀部を打撲してから痛みで仰向けに寝られない
症状
5日ほど前にどこかで左側臀部をぶつけたらしく、広範囲にわたって内出血がみられ、痛みがある。当時、酒に酔っていたためぶつけた記憶がなく、病院を受診したところ血栓などが疑われたが、日にちが経つにつれて内出血の様相を呈してきたため打撲であろうと判断された。患部は過敏になっており、軽く圧しただけでも痛みが出る。
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来院者
男性
50 代
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期間
2019年11月 ~ 2019年11月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
腰部の筋肉との連動を考え、腰部に触れてみたが、顕著な反応(腰部の筋緊張)が確認できないため、腰椎棘突起付近を触れたところ、L5(1)に強い圧痛があったため、当該のツボに刺鍼をした。抜鍼直後から痛みが減少し、仰臥できるようになった。痛みが軽減したため、1回で施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
使用したL5(1)のツボは、炎症などの過敏症状に圧痛などの反応が見られることが多い。外傷による症状では、内出血などの器質的な破損があるため、一般に痛みの緩解までには一定の日数が必要だと考えられている。しかし、鍼はこのような外傷性の痛みにも即効性をもつことが改めて確認できた。