杖による負担が起こしたバネ指
症状
変形性股関節症により両股関節を2017年に手術され、その後、杖を突いて歩行するようになりました。
2018年の3月後半から、杖を持っている左中指の動きが悪くなり、4月に入ってからは指を曲げるとスムーズに伸ばせなくなり、右手で伸ばさないと元にもどらない状態でした。
-
来院者
女性
86 歳
-
期間
2018年4月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
3回
施術と経過
左中指の動きと関係している胸椎のツボを指で押して可動域テストをしたところ、押している間は動きが改善されました。
その為、そのツボに刺鍼するとテストと同じように直ぐに動きが改善したため、初日の施術を終了しました。
3日後に症状が少し戻ってきましたが、施術を3回継続したところで症状が戻ることがなくなり、治療を終了しました。
使用したツボ
まとめ
杖を使い始めて間もなかったため上手く使うことができず、腕の付け根である胸椎に負荷がかかり症状が現れたと考えられます。
その為、胸椎沿いのツボに施術することで、症状が改善されました。
また、症状が出始めて直ぐに施術できたことで改善も早く予後も良好でした。