サッカーで発症した股関節痛
症状
3ヶ月前、サッカーの練習中にボールを蹴った際、右股関節前面に強い痛みが生じた。痛みが続くので、トレーナーから鍼やマッサージの施術を受け、痛みは4割程度に回復した。1ヶ月後、サッカーの練習で再び同じ箇所を痛める。複数の鍼灸整骨院に通うが、少し良くなってはまた痛くなるの繰り返しで痛みが残る。特に股関節の屈曲で強い痛みが出る。
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来院者
男性
10 代
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期間
2015年8月 ~ 2015年8月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
痛みが発症した状況から、足の指の動きの歪みが、股関節痛の原因であると考えた。足の甲にあるツボに鍼をすると、股関節屈曲時の痛みが消失した。1ヶ月後、「サッカーの練習を続けたが、痛みがぶり返すことはなかったと」の報告を受けた。
使用したツボ
まとめ
一般的に股関節痛は大腰筋や腸腰筋など、股関節周りの筋肉の問題に目を奪われがちである。しかし、多くのケースで原因は別の場所にある。今回は足の甲から足の指にかけての動きの問題が股関節痛に繋がっていた。サッカーでボールを蹴る際の衝撃が、足の指の動きを狂わせたと推察される。サッカー選手に多い症例であるが、足の指の問題を解決すれば、比較的短期間で改善出来る。
担当スタッフ
谷地一博