右手人差し指、中指のしびれ
症状
プロ野球のコーチをされていて、ご来院される9ヶ月前(キャンプ中)から右手人差し指、中指の痺れ、痛みを発症。
守備練習でノックをしていた時から気になり始めた。
病院では「頸椎椎間板ヘルニア」という診断を受けた。
その後整体、鍼灸接骨院、ペインクリニック、ブロック注射、レーザー手術を経た。
痛みは減ったものの未だしびれの症状が変わらずに残るため当院のSNS(Facebook)をみられてご来院された。
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来院者
男性
50 代
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期間
2018年11月 ~ 2018年12月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
指の痺れ以外では首の可動域制限があった。
その点は古武術整体活法で対応した。
しびれ、痛みは右手人差し指、中指に出ているためその部位に関連する背中のツボに鍼をして10分間置鍼した。
初回は施術後薄っすらとしびれが残るくらいになったとのこと。
2回目~4回目にかけて同様のアプローチをして、ご来院された時点でのしびれの程度が徐々に減っていき施術後は毎回しびれ消失。
4回目では施術前でも気にならなくなった。
今後は経過をみながらご来院して頂く運びとなった。
使用したツボ
まとめ
手のしびれとなると首のみに注目がいきやすい。
しかし、発症時を考えてみると野球のノックで発症している。
ちなみにこの方は左利き。
左手でボールをあげて右手に握っているバットに左手を添える形で打つ。
その際、人の動きは連動しているので手から背中にかけての影響が出る。
そう、つまりこのパターンは首に原因があるのではなく背中に原因があったわけである。
このように本質的な原因を見極めてアプローチをする鍼は手のしびれにも非常に有効である。