NEW風邪後に続く緑色の鼻水と鼻の奥の痛み
症状
症例者は2週間前に海外旅行中に風邪をひき発熱した。帰国後は解熱したものの、緑色の鼻水が続いていた。日にちの経過とともに症状は治まってきているが、鼻の奥が痛み、鼻をかみすぎて鼻の周辺も痛む状態であった。また、頭がぼーっとし、匂いがわからないという症状も訴えていた。初診時には鼻声で、首や肩甲骨に過度な筋肉の緊張がみられた。
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来院者
男性
60 代
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期間
2025年10月 ~ 2025年10月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
鼻に熱がこもっていると考え、鼻や頭の熱を下げるツボに鍼をした。また、呼吸を楽にする首のツボにお灸をすえた。初回施術後、鼻水が出やすくなる可能性があることを伝えておいた。これは奥にたまっていた分が出てくるためで、一時的に鼻水の量が増えることが予想された。1ヶ月後にメンテナンスで来院した際、前回の施術後にすぐに症状が改善したとの報告があった。
使用したツボ
症状スコア
5
0
機能スコア
0
10
まとめ
風邪後の緑色の鼻水と鼻の奥の痛み、嗅覚障害に対し、鼻や頭の熱を下げるツボへの鍼と、呼吸を楽にする首のツボへのお灸を行った。初回施術後すぐに症状が改善し、風邪後の鼻症状に対する鍼灸施術の有効性が示された。









