NEW中指と薬指の関節痛が緩解した症例
症状

左手の薬指と中指に持続的なこわばりを伴う関節痛を訴えて来院。症状は来院の数週間前から出現し、痛みの程度は耐えられる範囲であったものの、家事に支障をきたす状態であった。また、股関節の硬さや首肩こりも併せて認められた。医療機関での受診歴はない。
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来院者
女性
40 代
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期間
2025年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
8回
施術と経過
初診時、指関節の屈曲時に違和感を訴えた。当初は背部のツボへの施術を行ったが、効果が限定的であったため、手部のツボを中心とした施術に変更した。さらに、胸椎の可動性改善を目的とした施術を組み合わせることで、症状の緩和が得られた。4回の施術を経て症状は大きく改善し、施術間隔が空いても痛みのない状態を維持できるようになった。経過中、首のこりが気になり始めたため、頸部周囲の緊張緩和も併せて行った。
使用したツボ
まとめ
手指の関節痛に対して、局所への直接的なアプローチだけでなく、胸椎の機能改善を組み合わせた施術が有効であった。症状の改善に伴い、潜在的な首のこりが顕在化したが、適切な対応により全体的な状態の改善が得られた。手指の痛みは4回の施術で改善し、その後も良好な状態を維持できている。胸椎から手指までの関連性を考慮した包括的なアプローチが、症状の改善に寄与したと考えられる。