NEW立っているとズーンと痛む臀部の張り
症状

左の臀部から下肢にかけてズーンと張るような痛みを訴えて来院した。症状は3日前から生活の中で感じるようになり、特に立位時に強く感じられた。動作時よりも静止時に症状が顕著であり、部活動のパフォーマンスに影響を及ぼしていた。初診時の所見では、左の臀部から下肢にかけての筋緊張が確認され、股関節の屈曲時に痛みが発現した。また、特徴的な所見として手先の冷えが認められた。
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来院者
女性
10 代
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期間
2025年10月 ~ 2025年10月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
手先の冷えに着目し、まず臀部に関連する手のツボに鍼をした。その結果、症状が6割程度軽減し、動作時の痛みは消失した。さらに腰部とハムストリングスのツボに施術を加えて下半身の緊張を緩和したところ、症状は完全に消失した。
使用したツボ
まとめ
本症例では、臀部から下肢の痛みに対して、末梢の冷えという全身状態に着目したアプローチが効果的であった。手のツボへの施術により即時的な効果が得られ、さらに局所への施術を組み合わせることで症状の完全な消失に至った。このことから、局所の症状に対しても全身状態を考慮した施術選択の重要性が示唆された。
担当スタッフ
洲崎 和広