NEW母指球の痛みで日常動作に支障
症状
左親指、特に母指球部に痛みを訴えて来院。1ヶ月前から徐々に症状が出現し、ゴルフをきっかけに症状が悪化した。動作時の痛みと安静時の圧痛を認め、ボタンをかける、物を握る、タオルを絞るなどの日常動作に支障をきたしていた。母指の内転動作に制限があり、母指球中央部に強い緊張と圧痛が確認された。
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来院者
男性
60 代
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期間
2025年6月 ~ 2025年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
背部の関連するツボに対して鍼施術を実施。初回施術後からボタンをかける動作が可能となり、2回目の施術後にはタオルを絞る動作も改善した。3回目の施術で圧痛が消失し、4回目の施術で完治に至った。施術期間中、症状の再燃や新たな症状の出現は認められなかった
使用したツボ
まとめ
母指球部の疼痛に対して、背部への鍼施術が著効を示した症例である。施術開始直後から症状の改善が見られ、4回の施術で完治に至った。特に日常生活動作の改善が顕著であり、生活の質の向上に大きく貢献した。背部への施術アプローチが、手指の機能改善に有効である可能性が示唆された。
担当スタッフ
洲崎 和広