NEW夜寝れない鼻水、鼻詰まり
症状

夜になると鼻詰まりと止まらない鼻水が生じる症状である。具体的には、左右両方の鼻が詰まり、鼻水が止まらずティッシュが手放せない状態となる。症状は主に夜21時以降に現れ、日中はほとんど問題がないため日常生活や仕事には影響がない。しかし、夜間の症状が原因で眠れなくなることがあり、睡眠の質が低下している。症状は2週間前から始まり、改善の実感はない。これまで医療機関での診断や治療は受けておらず、関連する体調の違和感も特にない。
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来院者
女性
50 代
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期間
2025年5月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
初診時の触診では、首に限局的な冷えが目立つ部位が確認された。また、硬結部位も存在していたため、冷えに対して手のツボを使用し、硬結部位には該当するツボに鍼をした。初回施術後、症例者は夜間の症状が改善し、ティッシュが必要な状況がなくなったと報告した。その後も夜間の鼻詰まりや鼻水は再発せず、快適に過ごせているとのことである。
使用したツボ
まとめ
夜間の鼻詰まりと止まらない鼻水に対して、首の冷えと硬結部位にアプローチする施術を行った結果、症状は初回施術後に改善した。冷えに対する手のツボへの鍼が効果的であったと考えられる。症例者はその後も症状の再発がなく、睡眠の質が向上している。今回の症例から、冷えが関与する鼻の症状に対して適切なツボへの施術が有効である可能性が示唆された。今後も同様の症状に対して、冷えの改善を目的とした施術を検討する価値がある。