NEW物を握る時に痛むテニス肘の症例
症状

右肘関節に動作時のみの痛みを訴えて来院した。物を持つ動作自体は可能であるが、握る動作が加わると痛みが生じる状態であった。歯科医師として従事しており、診療時に使用する器具を持った際の痛みが気になるとのことであった。整形外科を受診し、テニス肘の疑いと診断され経過観察となっていた。その他の神経症状や関連する症状は認められなかった。
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来院者
男性
40 代
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期間
2025年1月 ~ 2025年1月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の動作確認では、握る動作を行った際に肘関節部に痛みが確認された。施術では、肩甲骨周辺と背部のツボに鍼をしたところ症状は軽減した。さらに、別の背部のツボにも鍼をすることで症状は完全に消失した。その後、症状の再発に関する報告はない。
使用したツボ
まとめ
テニス肘の疑いに対して、患部周辺だけでなく肩甲骨や背部のツボへの施術を行うことで良好な結果が得られた。特に歯科医師という職業柄、細かな器具操作が必要な作業が多いため、早期の症状改善が望ましい症例であった。本症例では、1回の施術で症状が消失し、その後の再発も報告されていないことから、選択した施術方法が有効であったと考えられる。
担当スタッフ
洲崎 和広