しゃがむときに痛む股関節
症状
4か月前から股関節が痛み、始めは歩行時の前側だけ感じていた痛みも外・内・中側と全体的に広がってきた印象を受ける。3月に入り雪解けが進み外出機会が多くなると活動量も増え支障となる場面が多くなった。
生活ではしゃがむときに動きづらさがあり、トイレや椅子に座ると外側に痛みを感じるため相談いただいた。
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来院者
女性
30 代
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期間
2023年3月 ~ 2023年3月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
初回の来院日、股関節・大腿部外側に強い突っ張り感を訴えていた。そこで関わる腰部・股関節に関わる仙骨のツボに鍼をした。動きをみると屈曲制限が強く出ていたため関連する足指のツボに鍼をした。最後にしゃがむ動きを確認すると膝下の外側に痛みが残ったため肩甲骨内縁のツボで対応した。(以後 1週間に1回の頻度)
2回目、『しゃがむ動きは良くなってきた。歩いていると前側が強く突っ張る』とのこと。
前側には強い緊張がみられたため対応する腰部のツボに鍼をした。また臀部やハムストリングの緊張を取り除くことで股関節の動きを整えた。
3回目、4回目と施術を行い3回目以降は冷えていた足がずっと温かい状態が持続され経過も良好だったことから様子をみていただくことにした。
使用したツボ
まとめ
股関節の動きに注目して行いました。
股関節は、近隣組織である腰部からの影響を受けやすくこの部を緊張を取り除くことが大前提でありました。
また、地面と接する足指とも関連しておりこの部が機能することで股関節への作用が高まったと考えています。施術を繰り返すことで動かせる範囲がどんどん広がり良い経過を辿ったと思われます。
担当スタッフ
洲崎 和広